たなおろしオブザデッド

こんにちは!キッチン担当平山です。

僕らは弁当を作り続ける。

例え、大雪が降ろうと、大雨が降ろうと

ただひたすら作り続ける。

僕はでんぐり庵で働くまでは、ただ何となく弁当を買ってましたが、

実際にはいろんな苦労があります。

僕は今まで盛り付け担当でしたが、去年12月からキッチンに移動になりました。

今まで気づきませんでしたが、キッチンはとても暑いです。

夏は室温が40度以上になるんじゃないでしょうか。

唐揚げを揚げながら自分が唐揚げになるんじゃないかと心配になります。

調理も大変ですが、一番きついのは「棚卸」です。

どこの会社でも棚卸はあると思います。

たくさんの在庫を抱えているので、

どれくらいあるか数える作業です。

でもでんぐり庵の棚卸は

マイナス18度の冷凍庫で行われます。

冬場はマイナス30度くらいじゃないかと体感します。

ひたすら数を数えるけど、だんだん手足が痛くなり、

気力が奪われていく。

1時間たつと、みんなゾンビのようになり、

2時間たつと、みんな冷凍マグロのようになります。

「そんな大げさな」と思ったあなたも

きっと冷凍マグロ。

冷凍された魚たちが僕に何かを訴えてくる。

わかるよその気持ち。だけど僕はまだ生きていたい。

その気持ちだけが、僕を動かす。

いつも冷凍庫にいるのは3時間くらいでしょうか。

こんなに大変だと思わなかった。

今日も僕は生きている。